14年ぶり!木星と天王星の合による影響
目次
4月の星の動きで注目すべきことは「牡羊座水星の逆行」「牡羊座の皆既日食〜蠍座の満月」「牡牛座木星と天王星の合」が挙げられるでしょう。
とくに牡牛座で起こる木星と天王星のコンジャンクションは、ほぼ14年ぶりだそう。ポジティブに未来に歩む気持ちを応援してくれそうですね
2天体とも動きは遅いため、4月中は合の影響がみられる配置が続きます。この動きに同調しながら、あなたの中に心躍るナイスなアイデアがあれば、そのままにせず現実に繋げるための準備をしていきましょう。
4月の天体の動き、便利な早見表ダウンロード
日本標準時版(JST)と太平洋夏時間版(PDT)をダウンロードしていただけます。今月の活動にお役立てください。
日本標準時(JST):日本版
太平洋夏時間時(PDT):アメリカ西海岸版
Thanks for creating the data ♡Yurika
「創造力」と 「経済活動」の結びつきに同調しよう
4月2日 牡羊座で水星逆行開始
9日 牡羊座で皆既日食
16日 牡牛座で木星と天王星が合(4月中は特に影響大)
24日 蠍座で満月
人間関係やコミュニケーションの取り方を見つめ直す時間へ。水星の逆行期間
4月に入ると2日には水星の逆行が始まり、24日まで続きます。
水星は牡羊座にあり、逆行期間にノースノードとサウスノードがおりなす軸の影響を受けていくため、人間関係のテーマが浮上しやすくなります。
一方的に自分が伝えたいことを話すばかりで、相手の話に耳を傾けなかったり、まわりの反応に無頓着だったなど、忙しいことを理由にじっくり話し合う時間を避けていた人は、足元を見るためにも立ち止まってみましょう。
この時期の過ごし方としては、人との関わり方を冷静になって自分に問いかけてみながら、自分に足りなかった部分を冷静にみつめながら、内省することが最適です。
もし今まで言い出せなかった心のうちを、水星逆行中に相手に向かって感情を吐き出そうとすれば、会話をこじらせたり、誤解を招きやすくなります。とくにSNS上での会話において、リアクションはあっさり、シンプルを心がけることがおすすです。
水星の逆行は、周囲の反応など相手に焦点を合わせるより、自分自身とコミュニケーションすることを最優先しましょう。
時間をかけて相手の気持ちを考慮しながら、素直に自分と向き合うことであなたのコミュニケーション力は確実にアップしていきますよ。
牡羊座の皆既日食は、心から望むことを素直に示すこと
占星術元旦である国際占星術デーを迎えてから、最初の蝕である皆既日食がやってくるのは9日です。
「自分にも人にも優しく」がキーワードのような宙の配置です。
牡羊座にはキロンを含めると天体が5つも集まっていますが、他の星座にある天体とアスペクトは形成していないのも特徴の一つ。自分がこうだと思ったら、それを信じ続けたい気持ちが強くなるところも見られそうです。
皆既日食が起こる牡羊座のサビアンシンボルは
牡羊座20度 “A young girl feeding birds in winter”「冬に鳥に餌をやる少女」
12サインの最初の物語が始まる「魂の成長のステップ」において、牡羊座は生きるために必要なものを獲得する段階であることを再確認してみましょう。
誰しも命を存続するためには「衣食住」を省くことはできませんよね。
「食べ物を獲得する」「安心して眠れる住居を獲得する」「体を寒さから守るために衣服を獲得する」といったことは、安全に生きるためにも欲することは自然な現れです。
この牡羊座の性質は、人間の初期段階との共通点を見るため、赤ちゃんがお腹が空いたり、オムツを替えてほしいとき、泣くことで欲するものをわかりやすく示すように、牡羊座はピュアで駆け引きといったものはありません。
生きるための反応だからこそ、魂が望むことがストレートに表されて、純粋なエナジーは欲しいものを引き寄せる「高い獲得力」になっていきます。
このサビアンシンボルが語るように、冬という厳しい環境のもとで過ごす鳥に、清い心、ピュアな存在のシンボルとしての「少女」は餌を与えるわけです。
サビアンシンボルだけを読むと、風のシンボルでもある「鳥」が餌をもらっている印象がありますが、ここでの視点の解釈は「循環」という牡羊座のエナジーのベクトルに注目しましょう。
少女は純粋に食べさせてあげたいと、純粋に自分が得たものを分け与えようとすることで、自然の摂理は「心を遣ったぶん、さらに自分に巡ってくる」ことを示しています。
牡羊座は思考をコントロールしたり、損得を踏まえた行為は似合いません。キロンが関与している牡羊座の皆既日食なので、
誰もがみなサポートを必要とするときがあるのは自然なこと。相手が欲するものに気づいて、自分が得たものを分け与えてあげましょう。牡羊座の混じりけのない真紅のエナジーは、心臓から送られて体を巡る血液のように、循環して戻ってきます。
心からあふれてきた優しさ、温かさ、親切な行為は幸せを招きます。
だからこそ、心からの反応を大切にしましょう。
自分の才能を信じて進もう、牡牛座木星と天王星の合
皆既日食を体験した後は、天王星はさらに牡牛座を進み、木星とコンジャンクションを形成します。
正確には4/16から作ることになりますが、これは 約14年ぶりに重なるため、「希望に満ちた創造活動」と 読む事ができるでしょう。
前回は2010年に逆行の時期も伴いながら、魚座の終わりから牡羊座0度にかけて、木星と天王星のコンジャンクションが形成されました。
ただしその時期は、乙女座終わりから天秤座初期に土星、山羊座初期には冥王星が位置していたので、オポジションとスクエアによるTスクエアが作られていたこともあり、木星、土星以降の天体との緊張感が続いたので、今の配置とは異なる印象もあるでしょう。
今回の木星天王星の合では、牡牛座の成熟した度数の領域で形成されます。
だからこそ、コツコツ積み上げてきた実績が花を咲かせるように、それぞれが歩んできた道のりに誇りを持って、やる気を継続していきたいものですね。
木星と天王星が示す「豊かで革新的な発想力」に、牡牛座らしい「才能と結びつける」「経済活動を行う」ことが結びつくように、 前向きな気持ちを高めていきましょう。
やり切ったことを明け渡すことで次の扉が開かれる、蠍座の満月
4月24日に起こる蠍座の満月では、できることを出し惜しみをせず、 心を込めてやり切ることで次の扉が開かれると実感できそうです。
満月が起こる蠍座のサビアンシンボルは、
蠍座5度“A massive rocky shoreline”「大きな岩の海岸線」
ゆっくりと長い年月をかけながら、海岸線の岩は、波に侵食されながら、その海岸線に沿ってなじんだ存在になっていきます。
なじむまで時間がかかるというのが、このサビアンシンボルの表すところでもあり、蠍座らしく時間をたっぷりかけることで、感情を表す海水が、岩の形を変えていくわけです。
この度数では変えたいと思うときに、スムーズに変えられない現実を見ないといけないことが出てくるようですが、蠍座は、繋がりたいと願う存在にはふところに入れるまで諦めずにアプローチし続けます。
諦めずに働き続けることで、尖っていた岩もしだいに侵食されることで岩肌も滑らかになり、その場に溶け込むことにつながるでしょう。
この時の太陽のサビアンシンボルは、
牡牛座5度“A widow at an open grave”「開いた墓の未亡人」
墓の前で未亡人が、夫が亡くなった後に残されたものは尽きた現実と向き合う印象があるシンボルです。
これは、牡牛座が示す才能は、持って生まれたものに頼っていたものにはもう頼れない、自分で努力して才能や資質という所有物を磨き、価値を高めていく必要があることを示しています。
自分に何が足りないのか、現実を直視して、それを補って才覚を伸ばすためには、努力は欠かせません。自力で切り開く必要性があることを物語っています。
特に不動サインの5度前後にネイタルの太陽、月、アングルがある人はこの満月の影響を受けやすくなるでしょう。
水瓶座の冥王星の影響も伴って、中途半端ではいられず「手放す」「変化する」ことは並々ならぬパワーが必要になる可能性はありますが、コンジャンクションやスクエア、オポジションといった各元素からの強い力が働く時ほど、自分自身の古い習慣を変えていくチャンスにもなります。
24日には水星が順行へと戻るので、適切な言葉を使いながら、相手の立場に配慮を忘れないコミュニケーションを心がけると、限界を突破する力を与えてくれるでしょう。
スタディクラスのお知らせ
基本的に第3木曜日に開催している星よみのレベルアップに特化したスタディクラス。4/18(木)は「魂の声に耳を傾ける。ヘリオセントリックから今すべきこと」になります。
太陽中心の視点から作成したヘリオセントリックチャートと、地球中心の視点から作成したジオセントリックチャートをとりあげながら連動してみていきます。高次な意志が伝わって、どのように現実の行動を促していくのか、それはカルマとダルマのように繋がりあっているように見えるでしょう。月の満ち欠けや天体の配置に意識的になり、現実との関わりかたと向き合ってきたからこそ、ヘリオセントリックチャートの可能性を受け取る準備ができています。
どなたでも参加できますので、ご参加希望の方は画像をクリックしてチケットを購入くださいね。
Illustrator♡YachiYuna