獅子座新月と、恒星シリウスのヘリアカルライジング
獅子座の新月を迎えますね。
7月28日〜8月12日ごろまで「ライオンゲートが開く」タイミングであると、世界中の神秘家たちがメッセージを発することが多くなりました。
ここに関わるのは、スピリチュアルな太陽とも呼ばれてきた「シリウス」
人類の発祥と囁かれるアフリカ大陸のドゴン族、古代シュメールやエジプト人たちは、恒星シリウスのヘリアカルライジング、いわゆる地平線より太陽と共に昇るタイミングを1年の始まりとみてきました。
おおいぬ座のα星シリウスは、白く光り、全天で一番明るく輝いている恒星です。
恒星は「永遠に変わらない」特別な意味が与えられ、「惑う星」とは区別されてきたように、その想像を超える力は、あらゆる文明や宗教の中でも、神格化される存在となっていきました。
オリオン座がギザのピラミッドと並ぶタイミングは、シリウスと地球の整列を示しており、不動星座の獅子座があらわす火の強さは、恒星の力と共に強調されていきます。
ヴィジュアル的に理解したい人は、国立天文台の暦計算室で見ることができますよ。
占星術的にいえば、私たちの準備ができていると、この流れは成長のプロセスを加速すると言われているようです。
とくに今年は水瓶座の土星、牡牛座の天王星の影響も伴って、変革のための取捨選択という現実面でのテーマも浮上しやすいでしょう。
土星と天王星が葛藤の状態(ハードアスペクト)を形成した時代を振り返ると・・・
14世紀にヨーロッパの人口を約2500万人の命を奪ったとされるペストの大流行
1500年代初頭の天然痘
1918年から大流行したスペイン風邪
などが起こった時代にこのアスペクトが形成されています。
もちろん他のトランスサタニアンのアスペクトの形成も目立つのですが、
歴史を振り返るとパンデミックと、土星天王星のハードアスペクトが登場するタイミングが重なるのは、
「古いものと新しいものが交代」せざるを得なかった時代でもあったと読めるでしょう。
愛着していたものを手放すときは誰でも痛みを感じるもの。
予期しないことが起こっても動じないで、できる限りのことに心を精一杯注ぐ。そして過度に緊張しない、いわゆる恐れないことが大切なのかもしれませんね。
この時期、牡羊座にあるキロンは、心理的にも良き理解者となってくれそうです。
人と人との繋がり方が問いかけられる時代において「私であること」と心静かに向き合うことが癒しになるでしょう。
メディテーション、写経や曼荼羅塗り絵、楽器の音色を愉しむ、ビジネス書ではない読書…など
モバイルから離れる時間をとり雑念を手放して、「始まり」の呼吸を意識づけてみてはいかがでしょうか。