触が2回起こる10月、今後の方向を見直すタイミング
目次
今月の星の動きをまとめています。日蝕が特徴の10月、サビアンシンボルも取り入れながら、読んでみると心に響きますよ。どうぞ参考にしてくださいね
今月の金環日蝕は、北アメリカから中南米、南アメリカを横断します。占星術の視点では、日蝕が見られる時間は、見られた土地に数年影響を及ぼすと言われているので、興味深いですね。
ネイティブアメリカンの中には、日蝕を見てはいけないという伝統があるそうで、今回もモニュメントバレーなどのナバホ居留区ではAM8時からPM1時まで閉鎖されるなど、日蝕にまつわるさまざまな文化の物語も耳にすることがあります。
1776年の建国からちょうど247年を迎えるアメリカ。「破壊と再生」の象徴イメージをもつ冥王星の公転周期も約247年。アメリカは冥王星が山羊座の27度に位置したときに誕生したので、一循環して同じ配置に戻るプルートリターン、大きな転換を迎えているときの日蝕でもあるようですね。
10月の天体の動き、便利な早見表ダウンロード
日本標準時版(JST)と大西洋標準時版(PST)をダウンロードしていただけます。今月の活動にお役立てください。
日本標準時(JST):日本版
太平洋標準時(PST):アメリカ西海岸版
Thanks for creating the data ♡Chizu
新月は、天秤座での金環日蝕
新月は、天秤座での金環日蝕10月15日は天秤座で新月が起こり、ノード軸と近いことから日蝕となるわけですね。
天秤座は「他者」を象徴するサインです。
人は誰しも一人では生きていけません。しかし、集団の中で自身のアイデンティティを確立することも必要になります。
自分らしさを持って歩んでいくために、それに反応する相手との関わり方もとても大切です。
それは牡羊座から乙女座までの流れの中で私たちが学んできたことでもあります。
周りの人たちとの関係性を更に拡大していくために、感情に左右されることなく、相手を冷静に理解することを意識的に行っていきましょう。
この満月のサビアンシンボルは「噴水で鳥に水をやる子供」
水は「感情」を象徴し、噴水はタロットカードのカップのエースに描かれているような、溢れる愛情を思い起こさせてくれます。そして子供は純粋さや素朴さを表します。
ここには純粋な思いやりの心が表現されています。
決して強い存在ではない子供が、更にか弱い存在である鳥に水を与えるという行為は、作為や下心のない、純粋に相手のために何かしたい、という思いが感じられます。
この時期、誰かを援助する機会があったら、積極的に関わってみることをおすすめします。それが、あなた自身の豊かな成長にもつながっていくでしょう。
ただし、過度なお世話は相手のためにならないこともあります。子供が適量がわからず動物にどんどん餌をあげてしまうこととも似ています。
相手との関係性や、相手の自主性を損なわない範囲を考えながら手を差し伸べてあげましょう。
満月は、牡牛座での部分月食
10月29日には今度は月蝕の満月となります。
牡牛座と蠍座の軸で起こるこの満月は、自分が何に執着しているのかにフォーカスがかかります。
執着とは、「あることに強く心をとらわれて、そこから離れられないこと」を指しますが、その多くは「思い込み」である可能性が高いわけです。
その「離れられない」という「思い込み」に気付いた時、私たちはそれらを手離していくことができます。
「執着」は物質的にも精神的にも起こります。
失うことへの本能的な恐れや、過去からの感情的なしがらみと向き合うことで、それらと決着をつけることができやすくなるのが、この月蝕がもたらしてくれる効果となります。
ぜひこのタイミングで自分自身の「闇」にアクセスしてください。
「闇(無意識)」は「光(意識)」を当ててあげることで、それほど恐れるものではなかったことが明らかになっていきます。
蠍座には太陽・水星・火星が集結し、その向かい側の牡牛座には月の他に木星・天王星という大きな天体も入っていて、この対立を強調しています。
しかし、魚座の土星がこの対立の間に入り上手に調停してくれます。蠍座も牡牛座も不動星座であり、強い意志と確固たる価値観を持っていますが、時にそれは円満な人間関係を送る上で障害になることもあります。
柔軟星座である魚座は、周りと対応しながら変化し続け、その場の最適解を探します。
カラダとココロを意識的に緩めてあげることも、この時期は大切になってきます。日常の中にストレッチを多く取り入れたり、暖かい飲み物を飲んだり湯船につかって、身体も心もリラックスさせてあげましょう。
この満月のサビアンシンボルは「渓谷にかけられる建設中の橋」
渓谷は自分と相手の間の深い溝を表します。何もしなければ向こう側にアクセスすることはできませんが、橋をかけることでお互いの領域を行き来することができるようになります。
まだ作っている最中ですので、相手を理解するのは難しいかもしれません。ですが、橋が少しずつできあがっていくように、私たちも試行錯誤しながら、相手や社会とのつながりや関りを作っていくタイミングです。
この度数では「協力」の大切さを実感することもあるでしょう。今まで手を結んでこなかった人とも自分から心を開いて、関係性を築いていきましょう。
Thank you -Love&Grace-
Written by Yurika&Miray
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Illustrator♡YachiYuna